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日本の労働観は欧米や他の東洋ともちがう

日本の労働感は欧米とも他の東洋とも違う。

欧米や他の東洋の労働観は、最下層の仕事が労働者であるという。

欧米でも、経営者になって労働者を顎で使う。

経営者の次は資本家になって企業を買収する。

この発想は、中国でも韓国でも変わらない。

日本の労働観はちがう。

日本の労働観は、

1)修行のように働く

2)客との信用を大事にする

3)仕事を自分の成長ととらえる

4)経営者が質素

土光臨調を指導した、東芝の土光敏夫氏はメザシとご飯の質素な生活が有名。

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日本の労働観の3人

日本の労働観は特別なのだ。

その労働感を作った3人の偉人を紹介しよう。

1)上杉鷹山

上杉鷹山は、江戸時代中期の武士、政治家、経済学者であり、米沢藩の藩主でした。

彼は、藩政改革に取り組み、藩の財政再建や産業振興、教育の充実などを進めました。

具体的には、倹約令の発布、新田開発、養蚕業の奨励、学校の設立などがあります。

また、彼は細井平洲に師事し、君主としての知識を磨いたことでも知られています。

2)石田梅岩

梅岩の時代、享保時代に生きた商人。

商人も「売り先」への誠実がなければ商人とはいえないという。

それは「消費者への誠実」が第一であり、経費を三割節約して、

利益を一割減にするという方法をとれと言っているそうです。

3)鈴木正三

戦国末期から四代将軍家綱までの混乱の時代から秩序確立の時代までの過渡期に武士、

出家して禅宗の僧侶として生きた。

正三は生活の業を立派な行為と考え、

労働すなわち仏道と捉えた。

不幸は怒り、貪欲、愚痴からくるので、仕事に熱中すればこれから逃れれるという。

以上の3人を発見したのが山本七平氏である。

そのれは、日本資本主義の精神という本で日本の経済発展の本質を分析したのです。