信用金庫との付き合い方10選

1)営業地域の限定に注意

信用金庫は営業地域が限定されており、本店移転時に取引を継続できない可能性がある。

企業成長に伴い引っ越しの可能性がある場合、最初から適切な地域の信用金庫を選ぶことが重要。

 

2)預金量と信用金庫の規模

預金量が1兆円を超えると「大手信用金庫」と言われるが、取引姿勢には大差がない。

年商3億円以下の企業は信用金庫をメインバンクにすることを推奨。

3)信用金庫同士で競わせない

信用金庫同士を競わせると、保証協会枠を分散してしまい、プロパー融資の引き出しが難しくなる。

4)定期積金の重要性

毎月少額の定期積金を行うことで、取引関係を深めることができる。無理のない範囲で積立を行うことを推奨。

5)プロパー融資の挑戦

保証協会付き融資よりもプロパー融資に挑戦することが重要。プロパー融資は困った時のために取っておくべき。

6)無担保プロパー融資の限界

無担保で借りられるプロパー融資の限度は5000万円が一般的。年商の半分程度までの資金調達が可能。

7)決算書類の重要性

決算書類は非常に重要で、信用金庫は特にこれを重視する。正確かつ詳細に作成することが求められる。

8)交渉しないと保証協会付き融資が基本

何も言わないと保証協会付き融資になるため、プロパー融資に挑戦する意思を伝えることが重要。

9)信用金庫の担当者との関係構築

担当者との信頼関係を築くことが重要で、定期的なコミュニケーションが有効。

10)地域に根ざした信用金庫の強み

信用金庫は地域から逃げないため、企業が困った時にも親身に対応してくれる可能性が高い。